資産運用で後悔しない退職金の使い方|50代後半からの安心マネープラン

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの林です。

 

「そろそろ退職も近いし、お金のことをちゃんと考えなきゃ…

でも、何から始めたらいいのか分からない」

 

そんなお声を、最近とてもよくいただきます。

私のところには、60代・70代の方も多くいらっしゃいますが、

よく「おばあちゃんでもできる方法を教えてね」と言われます。

もちろんです!

わたし、「やさしく、わかりやすく、そして一緒に進めること」をモットーに、

難しい専門用語を使わずにサポートしていますので、どうぞ安心してくださいね^^

なぜ今「退職金の使い方」を考える必要があるのか?

退職金って、何に使えば正解なんでしょう?

 

  • 老後の生活費?
  • 旅行や趣味?
  • 子どもや孫への援助?
  • とりあえず全部、銀行に預けておく?

 

実は、「退職金の使い方」を考えるタイミングとしていちばん大切なのは、

実際にもらう前です。

 

もらってから慌てて決めるのではなく、あらかじめ「どう使うか」を整理しておくことで、

無駄な支出や焦ってしまうような運用を避けることができます。

さらに、退職金は人生の中で

「一度きりのまとまったお金」。

だからこそ、どんな選択をするかで、これからの安心感が大きく変わります。

 

特に50代後半という時期は、

「今から準備する」ことで、

無理のない運用や節税の方法も選びやすくなります。

 

\ FP林のひとこと /

退職金は「使うためのお金」ですが、まずは少し立ち止まって考えてみましょう^^
「減らさずに守ること」「少しでも長く持たせること」が、これからのカギになりますよ。

私の相談者さんの中には、「退職してから考えればいいやと思ってたけど、もっと早く相談しておけばよかった」とおっしゃる方もたくさんいます。 だからこそ、今このタイミングがとても大事なんです。

預けっぱなしはもったいない?お金が減る“静かなリスク”

銀行の普通預金金利はご存じですか?

なんと、0.2%なんです。(2025年4月調べ)

つまり、100万円を1年預けても

利息はたったの2,000円ほど。

それだけでなく、

最近は物価がどんどん上昇しています。

 

電気代やガス代、食品、日用品など、

生活に関わる多くのものが値上がりしています。

 

つまり、「お金の金額は変わっていないのに、買えるものが減ってしまっている」状態なんですね。

これが「インフレによる目減り」です。

 

たとえば、10年前、マクドナルドのハンバーガーは1個100円でした。
1,000円あれば、ハンバーガーを10個買えましたよね。

 

ところが、今は1個190円。
同じ1,000円を持っていても、5個しか買えません。

 

つまり、お金の金額は同じでも、買える量が減っている=お金の価値が下がっているということなんです。

 

\ 林FPのやさしい解説 /

お金をもっていても、安心という時代は終わりました。運用、投資の知識を増やすなどをして、実際にお金を増やしていくことが大事です。

また、銀行に預けていれば安心という考え方は、もはや時代遅れになってきています。もちろん、全額を投資に回す必要はありません。でも、「少しずつでも、お金を守りながら育てる方法」を知っておくことで、未来はぐんと明るくなります。

「静かにお金が減っていく」ことに気づかず、10年後に「あれ?こんなにものが買えない?」と驚く方も多いんです。 一緒に、そうならないための方法を考えていきましょうね^^

退職金を“守りながら増やす”おすすめの運用法3つ

「預けておくだけじゃ心配だけど、でも大きく減らすのも怖い…」

そんな“ちょうどいい”方法を探している方にぴったりの運用法を、ここでは3つご紹介します。

 

どれも

「初心者でもできる」

「少額から始められる」

「長く安心して続けられる」

ものばかりです。

 

それでは一つずつ、やさしく見ていきましょう。

 

ちなみに、資産の考え方には

「ライフステージごとの目的」

に応じた時期分けというものがあります。

 

一般的に──

  • 資産形成期(20代〜50代前半):収入を得ながら、貯蓄や投資で“増やす”時期
  • 資産運用期(50代後半〜60代):退職金や貯蓄を“守りながら活かす”時期
  • 資産取り崩し期(70代〜):蓄えた資産を“必要に応じて活用する”時期

 

このページを読んでくださっている方の多くは、

きっと「資産運用期」に差しかかる年代かと思います。

 

つまり、「これまでがんばって貯めてきたお金を、これからどう活かすか?」を考える大切なタイミングなんですね。

 

退職金という大切なお金を、なるべくリスクを抑えて

「守りながら、でも少しずつ増やしていく」ことができたら安心ですよね。

 

「老後のお金は減らしたくないけど、増やせるなら増やしたい…」

そんな想いに応えるための、シンプルでやさしい2つの運用方法をご紹介します。

 

それでは一つずつ、やさしく見ていきましょう^^

 

1. つみたてNISA(コツコツ増やす、安心の非課税制度)

まずご紹介するのは、いま注目度の高い「つみたてNISA」です。

「聞いたことはあるけど、実際はよく分からない」という方も多いかもしれませんが、仕組みはとてもシンプルです。

つみたてNISAは、国が用意した「少額から非課税で投資できる」仕組みです。

  • 月1,000円からでも始められます。
  • 投資によって得られた利益が、無期限“非課税”になります。
  • 積立型なので、毎月自動的に少しずつ投資していく仕組み。

つまり、毎月コツコツ積み立てていくことで、価格の変動(下落)リスクを平均化(=ドルコスト平均法)できるんです。

 

\ 林FPのやさしいポイント /

資産運用期に入る50代後半から60代の方にとっては、無理なリターンを狙うよりも、資産を守りながら穏やかに育てていくことが大切です。

つみたてNISAは、運用益が非課税なので、退職金の一部を使って「将来の生活費の足し」として育てておくのにとても向いています。

たとえば、55歳の方が退職金の一部を活用して、つみたてNISAの年間最大投資枠である月々10万円(年間120万円)を活用した場合、65歳までの10年間で元本は1,200万円になります。仮に年利3〜5%で運用できたとすると、10年後にはおよそ1,400万〜1,600万円になる可能性もあります(※あくまでシミュレーション例です)。

取り崩しまでに数年の運用期間がある方にとっては、**“お金の寿命を延ばす”**仕組みとして、ぜひ活用したい制度ですね^^

 

2. iDeCo(節税しながら老後資金をつくる)

資産運用期(50代後半〜60代)の方にとって、「これまで貯めてきたお金をどう活かすか」「これからの生活資金をどう備えるか」は大きなテーマです。

そんな中で、iDeCo(イデコ)は“節税しながら老後資金をしっかり準備できる”制度として、とても有効です。

「名前は聞いたことがあるけど、仕組みが難しそう…」と感じる方も多いですが、ポイントを押さえればとてもシンプル。

iDeCoは、自分で毎月一定額を積み立てながら、投資信託などを通してお金を育てていく制度です。

  • 毎月積み立てた掛金が全額所得控除になるため、所得税・住民税の節税効果が期待できます。
  • 投資で得た運用益も非課税。
  • 原則60歳まで引き出せないので、“使わずに貯めておける”のも特徴。

 

\ 林FPのアドバイス /

「60歳まで引き出せない」と聞くと不便に感じるかもしれませんが、実はそれが“しっかり老後資金を確保できる”最大のメリットです。

50代の方にとって、iDeCoは“最後の積立チャンス”。 たとえば、55歳の方が毎月2万円ずつ積み立てれば、5年間で120万円の元本を積み立てられます。 これがすべて所得控除の対象になるため、実質的に節税で家計にプラスになることもあります。 iDeCoは「減らさず、確実に貯めていく」にはぴったりの制度。

※iDeCo加入者は、会社を退職して無職になったら、国民基金連合会への届出が必要です。

 

3. 保険の見直し(支出を抑えて、お金を守る)

最後にご紹介するのは、「保険の見直し」です。

意外かもしれませんが、退職金の活用や老後の資金計画を考えるうえで、固定費を見直すことはとても大切な視点です。

特に保険は、若い頃に加入したまま内容をよく理解せず継続している方も多く、実は今の自分には不要な保障が含まれていたり、逆に必要なものが足りていなかったりするケースもあります。

チェックしてみてください。

  • 医療保険やがん保険の重複がないか?
  • すでに子育てが終わっているのに、高額な死亡保障を払い続けていないか?
  • 保障内容が今のライフスタイルに合っているか?

 

また、医療保険やがん保険の中には、1回だけまとまった保険金(たとえば100万円)が受け取れるタイプのものがあります。

ただ、今はがんが早期に発見されることも多くなり、再発や複数回の治療が必要になるケースもあります。

そんなとき、「1回きりしか保険金が出ない」タイプだと、治療費をカバーしきれない可能性があるんですね。

医学が進歩する中で、がんの治療法も日々進化しています。それにともなって、保険もより柔軟で手厚い内容に見直されてきています。ですので、昔入ったがん保険よりも、新しい保険に見直す価値があると言えます。

「これから先の医療にちゃんと備えられているかな?」と感じたら、一度保険の内容を確認してみるのがおすすめです。今のライフスタイルや医療事情に合った、安心できる備えを一緒に考えていきましょう。

 

\ FP林のおすすめポイント /

「見直すだけ」で、月々の保険料が5,000〜1万円安くなることもあります。これは、年間で言えば6万〜12万円の固定費削減に!
つまり、“お金を増やす”より前に、“無駄を減らす”という視点を持つだけで、老後の生活にゆとりが生まれるんです。
特に注意したいのが、会社の団体保険に加入していた方。退職するとこれらの保険が自動的に終了してしまい、気づかないうちに無保険状態になる方も少なくありません。

 

保険の仕組みを使って、お金を増やすこともできます

保険は保証ばかりではなく、お金を増やす能力も持ってます。

一般的には、保険は債権を活用していることが多いので、株式投資より、リスクは低いとされます。

大きく増やすことより、安全に増やしたい場合の選択肢として保険の仕組みを活用することもできます。

 

例えば、昨今のようにアメリカの金利が高い場合、

ドル建ての保険の仕組みを使えば年間5%近くの利回りが得られます。

詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください

詳しい記事のリンクを貼る

 

 

運用方法はいろいろありますが、大切なのは「自分に合ったやり方を知ること」

 

ここまでご紹介した方法の中で、

「これならできそう」

「ちょっと興味あるかも」と思えたものはありましたか?

 

投資や運用の世界には、情報がたくさんあります。

だからこそ、 「一人で調べていてもよく分からない…」という方も多いのが現実です。

そんなときこそ、信頼できる専門家に相談できると安心ですよね。

 

お金のこと、誰かに相談できると安心

お金のこと、誰かに相談できると安心。

「相談するのって、なんだか恥ずかしい」
「こんな初歩的なこと、聞いてもいいのかな?」

そう思われる方も多いのですが、
お金の話ほど、“一人で抱え込まないこと”がとても大切です。

 

特に退職金のようなまとまった金額が手元に入ると、

「どう扱えばいいのか」
「どれが正解なのか」

が見えにくくなって、

不安になることもありますよね。

 

銀行や証券会社では、「商品を売ること」が目的になる場合が多く、
相談する側の本当の気持ちや、これからの暮らしに寄り添ってくれるとは限りません。

例えば、

「よくわからないまま投資信託を始めたけれど、思ったより増えていなくて不安」
「“この商品が人気です”と言われて契約したけど、本当に自分に合っていたのか分からない」
「長期で運用と言われたけれど、途中で使いたくなったときにどうなるのか聞いてなかった…」

こんなふうに、あとから『ちょっと違ったかも…』

と感じるケースは意外と少なくないんです。

 

もちろん、銀行や証券会社にも親切な担当者さんはいます。

でも大切なのは、

「あなたのこれからの暮らしを真ん中に置いた選択ができているかどうか」。

だからこそ、焦らず、まわりに流されずに、
ご自身のペースでじっくり考える時間と場所をもつことが何より大切です。

そして、そんなときにそばに一人、

お金のことを気軽に相談できる専門家がいてくれたら、どんなに安心でしょうか。

困ったときや、ちょっとした不安を感じたときに、

「こんなことで聞いていいのかな?」と思わずに相談できる相手がいる。

それだけで、老後の暮らしは

グッと心強いものになります。

ファイナンシャルプランナー(FP)は

、商品を売るためではなく、

「あなたの人生に寄り添って、
これからのお金のことを一緒に考えるパートナー」です。

 

わたしもそんな存在でありたいと思っています。

 

【無料セミナー】名古屋で開催中!FP林と学ぶやさしいお金の教室

セミナー内容:

  • つみたてNISAやiDeCoのしくみをゼロから解説
  • 投資初心者でもできる運用の始め方
  • 退職金の使い方と「減らさず活かす」考え方
  • 質問・個別相談タイムあり

対象:

  • 50代後半〜60代で、退職準備をはじめたい方
  • 投資や運用の経験がない方
  • 高齢のご家族と一緒に参加もOKです^^

👉 詳細・お申し込みはこちら → 【リンクを挿入】

 

FP林からあなたへ

もしあなたが今、
「退職金をどうやってうまく運用すればいいんだろう?」
と本気で考えているなら

その悩み、無理に一人で抱え込まなくても大丈夫です。

退職金は、これからの人生を支えていく大切なお金。
でも、よくあるのが「老後のために運用しなきゃ」と思うあまり、
焦ってしまい、かえって判断を誤ってしまうケースです。

「何を選べばいいのか分からない」
「情報が多すぎて混乱する」
「自分に合った運用ってなんだろう」

そんな迷いがあるなら、一度立ち止まって、一緒に整理してみませんか?

「話してみてよかった」

そう思ってもらえる時間を、お約束します。

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